2013年8月19日月曜日

富士山に登ろう(登頂レポ)No.4(最終回)

朝日に照らされて雲海に島のように浮かぶ山中湖
2013/8/4 私たちは富士山頂に辿り着きました。
このブログは思いつきから登頂までを幾つかに分けて記します。
この前の記事はこちらからどうぞ!No1 No2 No3

登頂から日が経つに従って薄れる記憶を手繰り寄せながら綴ります。

<富士登山を経験して思ったこと>

  • 辛かったのは下り。長い長い九十九折の下山道。どこまで下りても雲の方が下にある。
    道は1歩歩くごとにズルズルっと滑る砂利の単調な下山道。心折れそうになりました。
  • 8合目と山頂では景色は全然違います。絶対に山頂へ行くべし!
    御来光はもしかすると8合目も山頂もあまり変わらないかもしれません。
    次回は御来光は8合目、そして明るくなってから存分に山頂をゆっくり堪能したいなぁと思います。
  • ゴミ問題・・・5合目で登る前に昼食時にペットボトルを買いました。あれっ?これも捨てられない・・・。ゴミを持って富士山へ登りました。8合目の山小屋にてお弁当と一緒に渡されたのは・・・なんと缶のお茶。当然捨てられない。
    うーん・・もうちょっと何とかならないのか?山小屋が売ったものくらいは山小屋が責任をもつべきですよね?
    『山のゴミは持ち帰り』←この言葉を利用して売りっぱなしの商売。どういうことなのでしょうか?
  • 年に1度の自分的な行事として夏の富士登山を恒例にしようかどうしようか・・・・っと今考えています。


起床は翌日ではなく今夜23:30
いよいよ・・・山頂へ向かう8/4がはじまろうとしています。

山小屋前に集合です。寒い・・・・。
フリースにダウンを着て、レインウェアを着てちょうどいい。

下から山頂を目指して上る人の列!
多分、誰がみても異常な世界だと思う。

3350m本八合目

前に行くにも渋滞中

本八合目での休憩。ガイドの判断でここから下山道を登ることに。
登山道は人で埋め尽くされてるからだ・・・・。
ツアーで来ていてよかった。多分個人で来ていたなら
そんな起点は聞かなかっただろうと思う。

そしてついに山頂へ
2013/8/4 午前3時30分

山頂は写真を撮る為にカメラを握ってることすらできないほどの人。
富士山の標高が小さくなったらどうしようww

山頂の山小屋山口屋本店で頂いた温かい味噌汁
美味しく感じます。

山口屋を出ると少し東の空が明けてきました。



日本一高い富士山頂が、日本一人口密度が高かった瞬間です!

富士山の火口です!
お鉢めぐりは約3キロ、この火口を巡るのですが
体力も限界・・・・。
8名のうち4名がお鉢巡りをしましたが、
僕らは今回は断念(/_;)

山頂の自販機
これって必要ですかね??

AM6時00分下山開始!


途中何度も心折れながらも・・・・下山から4時間20分
AM10:20下山完了


きっとこれからもずっと・・・・この富士登山のことは思い出してはあれこれ思うんだと思いますが、登頂~3週間経ってのレポートとなりました。


2013年8月14日水曜日

富士山に登ろう(登頂レポ)No.3

岩場の続く7合目~8合目

2013/8/4 私たちは富士山頂に辿り着きました。
このブログは思いつきから登頂までを幾つかに分けて記します。
この前の記事はこちらからどうぞ!No1 No2

登頂から日が経つに従って薄れる記憶を手繰り寄せながら綴ります。

<富士登山を経験して、不要だったもの>
  • 余分な着替え
    ※着替えるスペースなどどこにもありません!(山小屋でもそんなスペースはありません。)
    寒さ対策で着るのみですww
    寝床でも着替えるのは不可能なくらい狭い。
    5合目で着てたものは下山まで着てると思ったほうが良いかも。
    ※あくまでもピーク時の吉田ルートの場合です。
  • 携帯用イス
    ※人で埋め尽くされて座るベンチすらないだろうとの想定のもとに携帯用イスを持って登りました。
    予想は的中!座る場所などありません。想定外でリュックからイスを出す余裕もありませんでした。
    休憩はそのまま地べたに転がりましたww
不要なものは極力減らしてリュックを軽くすることが重要だと思いました。


さて、8/3PM1:30頃に6合目到着です。ガーナレディがチョコレートを配っていましたww 

ここ6合目でGETした貴重なバッチ!
入山料を協力金として6合目で徴収。
使途の決まらぬ入山料、払わずに素通りする人も多いのですが・・・。
このバッチは今しか手に入らないバッチ?記念にと1000円支払うことにしました。
富士山のゴミ問題、確かに環境保全をっていう気持ちはあるのですが・・・この件は後ほど触れることにします。

7合目へ向かうつづら折りに埋め尽くされた人の列
テレビで見たのと同じでした。

富士山の山頂まではブルドーザーが往来
荷物の上げ下ろしなどはこうやってるみたい!

7合目の山小屋が見えて来ました(7合目到着15:00)

7合目の最後の山小屋を過ぎると8合目までは道は険しくなります。
天候が変わりガスが一面を覆い雨が・・・・。
よかった・・・高いレインウェアの出番があって!
レインウェアとリュックカバーは必須ですよ!


景色が変わって来ました!雲が下に見えて来ました!
目が痛いほどのSUNSHINE(・ω<)
サングラスの出番だ!

8合目から見た7合目山小屋(8合目到着17:00)

登るほど絶景!

宿泊の山小屋は8合目の3番目にある白雲荘
見えるのだけれどなかなかつかない。
高山病にならぬよう少し歩いて深呼吸!

白雲荘(標高3200メートル)18:30到着

8合目から見る夕やけ

山小屋の夕食です!ハンバーグカレーと温かいお茶
翌日の朝食弁当をもらいました。
山小屋の夕食はどこの山小屋もカレーのようです。
空腹と疲労に染みわたる温かいお茶は最高でした。

量は多くはなく、みんなものたりない顔してますよねww

19:00食事が終わると次の団体さんが来るので寝床へ!
とにかくいる場所がないのです・・・・

寝床は敷き詰められた布団に雑多に枕が布団1枚に枕が2個の割合で置かれています。
自分に割り当てられたスペースは枕から身体1個分のみ。
リュックは足元に置くために足を伸ばし切ることは出来ない。
仰向けに寝ると隣の人の腕に自分の腕が触れる。
当然寝返りをうつスペースもない。男女関係ないので隣が異性だとちょっとつらい。
隣が同性だともっと辛かったりも・・・・ww
結局は仮眠すら取れないのが山小屋です。でも横になり少しでも足を伸ばせる。
これだけでも大きな休養だったと思う。

起床は翌日ではなく今夜23:30
いよいよ・・・山頂へ向かう8/4がはじまろうとしています。


続きはNo4にて!















2013年8月10日土曜日

富士山に登ろう(登頂レポ)No.2

雲の上のお散歩

2013/8/4 私たちは富士山頂に辿り着きました。
このブログは思いつきから登頂までを幾つかに分けて記します。
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<富士登山を経験して、必須だと思ったもの>
  • リュック・シューズ・雨具・リュックカバー
    こんなものは当たり前なのですが・・・・いろんな方々を目にすることになりました。
    登山の入門書のとおりに揃えることをオススメします。

    ※トレッキングシューズはハイカット。靴底が厚く両手で靴底を折り曲げても曲がらない程度に硬いものがオススメです。リュックは30L前後で腰でしっかりリュックを支えられるもの。
    雨具はゴアテックスに拘らなくても良いが、出来れば蒸れない透湿性のあるものがいいか?
    山頂までの間に天候はコロコロ変わりました。雨具とリュックカバーは必須です。
  • ストック
    とてつもなく長い距離を歩きます。2本の足でいるより重心を4点で支えた方が楽だと思います。特に下りでは役に立ちます。
  • ゲイター(スパッツ)
    吉田口の下りは長い砂利道となります。須走ルートや御殿場ルートなら砂地となるため必須ですが、吉田ルートでも砂利が靴に入るのを防いでくれます。
  • サングラス・・・陽射しは半端でないです。目の保護はした方がいいと思います。
  • ハイドレーションシステム
    ※リュックに入れた水を簡単に飲めるようなものです。
    ペットボトルでも良いのですが出し入れが負担となります。
  • 冬用の衣類・・・・東京の真冬の衣類が必要です。
こんなところでしょう。。。
それ以上に必要な物はやっぱり登るという強い決意です。これさえあれば誰でも登れます。


さて8/3朝7:30新宿からツアーのバスに乗り富士スバルライン5合目へ
気分は遠足ですww

到着は予定通り11時
なんだ?この人の多さは・・・・・。
テレビでよく出る富士山メロンパン
お昼ごはんを食べ損ない、取り敢えずメロンパンを・・・ww
あまり腹の足しにならないパンでした(/_;)

有名な金剛杖!焼印入りでいいのですが・・・ちょっと重そう?
やっぱり登山用のストックの方が実用的ですよね?


12時30分、集合でいよいよ登山開始です。
吉田ルートの入口から歩き出します。


山頂は雲で全く見えない。

落石シェルターです。

ご覧のとおり・・・遠足ですww
7合目の山小屋近くまでは道も整備されており、
おしゃべりしながら登る感じ。

しかーし・・・その先は(;´∀`)

No.3につづく



2013年8月6日火曜日

富士山に登ろう(登頂レポ)

2013/8/4 AM4:00登頂しました!
そして御来光

そこには富士山がつぶれてしまうのではないかと心配になるほどの登山客。
太陽の光が見えた瞬間にみんな感激の声をだした・・・・

昨年10月・・・富士さんへ登ろうと思いついて、登頂するまでのことを書き記したい。
長い長い記事になりそうだ。いくつかに小分けに書き出すことにしよう。

<旅程>
  • 8/3 7:30新宿~11:00富士スバルライン5合目(バス)~12:30登山開始
  • メンバー8名
  • 登山ルート 吉田ルート
  • 8/3 18:30 8合目山小屋『白雲荘』到着 食事→19:30就寝
  • 8/3 23:45 起床
  • 8/4 0:30  登山開始
  • 8/4 4:00  登頂 4:45 御来光
  • 8/4 6:00  下山開始 10:20富士スバルライン5合目到着
  • 8/4 12:00 バスにて温泉入浴をして帰路 18:00新宿到着
登り 9時間30分 下り 4時間20分
心が折れる程歩いた。

昨年10月は全くの思いつきであった。正月の初日の出を見ながら、絶対に御来光を見に行こうと決意を固くした。誤算は世界遺産への登録・・・・。こんなことになるとは思ってもみなかった。
富士登山を思いつくまでの間は、山に登るなんて夢にも思っていなかった。

まさか・・・オレが山?ww
自分でも笑っちまうような思いつき。でっかいリュックを背負って歩いてるヤツら・・・この頃はむしろ蔑視していたかもしれない。それがね・・・どうしちゃったのだろう?(;´∀`)

山の知識など全くない・・・・道具ななんてあるわけない!
スタートはそこからだったかもしれない。
いつものことだがフェイスブックに思ったことを書き綴った。

不言実行の出来ない僕ww
いつも思いついたら既に言葉に・・・(;´∀`)
だけどそこでいろいろと助言をいただけたことには、感謝でいっぱいですね・・・・m(__)m

そんな中でまずはお山の体験を!ってことで、丹沢にある大山をデビュー地に。
3700mを考えて、1200mの大山・・・たった1200mと思ったデビュー戦。
う~ん、違った。やっぱり山です。早くも挫折?
もっと、経験をつまなきゃ無理だって思った。

金時山へ登り、陣馬山から高尾山まで18キロの縦送。高度を体感するため金峰山2600mも登った。
どれもたいへんな山だった。

いよいよや8/3の富士登山の日!

No.2に続く